サービス&ソリューション SERVICE&SOLUTION

音楽食品

音楽加振により食品素材から新たな一面を引き出す支援サービス

  • 概要 OVERVIEW

    • ■オーディオでは、記録された音楽信号を忠実に再現し原音さながらの体験を与える機器設計が求められます。
      これらは可視化できる測定結果には現れ難いため、ヒトの聴覚特性や感性、その因果関係を考察し、それらを設計に落とし込んだ長年のノウハウが必要な技術です。

      そして、嗜好品である食品もまた、オーディオの「音」と同じく、成分には現れ難く、ヒトの繊細な味覚のみが感じとれるわずかな違いや風味といった「味」によって多くの人々を魅了してきました。

      ■当社では音楽が持つ無限大の可能性を、食品や植物、菌類、微生物など様々なモノに広げ、科学的にその現象を解き明かしていこうとしております。
      そして、今後これらの活動から得た研究成果とともに音楽が持つ力で、新しい感動体験を創造したいと考えています。

    • ◆Matured by Onkyo について 1946 年創業以来、当社は音を扱う専門メーカーとしてスピーカー再生だけでなく、楽器や生活家電、アミューズメ ント機器に加振器 Vibtone を多く展開してまいりました。 “物理的な正しさで再生純度を高め、音楽表現力を引き出すオーディオ設計を食品に応用し、音楽がもつ自然の力を使って素材のポテンシャルを最大限に引き出す”をテーマに「Matured by Onkyo」を掲げ、今後付加価値のある提案を行ってまいります

    東京農業大学との取り組み

    • ■様々な分野で活躍する酵母に対し、音楽振動を与えることで起こる影響について研究。
      食品、またはそれ以外の分野においても幅広く音楽の力による社会貢献を目指し、東京農業大学と共同研究を進めております。

      ■協力
      東京農業大学
      応用生物科学部 醸造科学科
      徳田 宏晴教授
      http://dbs.nodai.ac.jp/html/397_ja.html

    • ■研究状況
      当社加振設備を用い、ワイン酵母に対し加振を加え酵母の活動を観察。
      加振した酵母において活動中に傾向的な変化が見られた為、確実性を高めるべく現在継続観察中。

    奈良先端科学技術大学院大学との取り組み

    • ■音楽振動が植物に与える影響について、農業など食品以外の分野においても幅広く音楽の力による社会貢献を目指し、NAISTと共同研究を進めております。
      ■協力
      NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)
      バイオサイエンス領域
      橋本 隆 教授、加藤 壮英 助教、小牧 伸一郎 助教
      https://bsw3.naist.jp/hashimoto/

    • ■研究状況
      モデル植物であるシロイヌナズナを用い、音波振動をストレス要因として与え、成長過程に与える影響を研究。
      種から発芽幼生過程において、どのような条件下で振動の影響が遺伝子発現として現れるかを観察している。
      振動の影響に限定して観察するため、外来要因となる光や温度、培地の条件などを精査しながら実験評価中。
      下図は振動が根の伸長に与える影響を確認している様子。加振あり(低域、中域の定常波)と加振なしによる違い。
      根の成長に差があるように見受けられるが、外来影響を排除しきれておらず現時点では一概に言えない。

    • 左図はトウモロコシの根が音に反応するという論文を発見し、音、または振動が植物に与える影響の糸口をつかむ為、再現実験を実施。
      水槽に水中マイクを入れ音声データを再生させながらトウモロコシを育成し、振動と根の伸長方向の関係を調査中。

    日本工業大学との取り組み

    • 「雷が落ちるとキノコが育つ」という言い伝えを科学的に検証しています。
      日本工業大学の平栗健史教授が進めておられる落雷音によるシイタケ栽培促進技術の研究開発において、当社の音および振動に関する知見および技術を提供し共同研究を実施中。
      ■協力
      日本工業大学
      平栗 健史 教授、清水 博幸 准教授
      https://www.nit.ac.jp/research-headlines/733

    • ■研究状況
      日本工業大学の研究で人工的に発生させた雷音を当てることで、シイタケの発芽から収穫までの期間が1週間から3~4に短縮、さらに最大2倍の発生を確認。
      またこれらは、電界や電撃の影響ではなく音による影響であることがわかっており、音のどの要素が影響しているのか、菌床と原木で音の伝達がどのように異なるのかを実際の原木と菌床を用いて測定検証を実施。
      測定結果から、考えられる仮説を平栗教授と清水准教授と共有し、確認をして頂いております。
      上図は日本工業大学で雷音による実験の様子。
      下図は当社で原木と菌床の音の伝達を測定している様子。